求人の年齢制限を原則禁止~改正雇用対策法が成立

求人で企業が従業員を募集・採用する際、年齢制限を原則禁止することなどを盛り込んだ改正雇用対策法が6月1日、参議院本会議で自由民主党、公明党などの賛成多数で可決、成立しました。施行期日は別途政令で定めますが、一部を除き2008年4月となる見通しです。

 人口減少に伴う労働力の不足に対応するため、高齢者や30代に差しかかった「年長フリーター」らの就業を促進するのが改正の狙いです。

 現行は、求人の時に「35歳以下」といった年齢制限を設けないよう努力義務を課していますが、今回の改正で合理的な理由が無い限り、制限を禁止する法案です。